2013年11月13日

国産材アコギ教室 F裏板接着準備

サイドの補強材(ヒノキ)を4本ずつ入れてもらいました。
ライニングの上面を専用のサンディング治具で裏板にフィットするように均す作業と、裏板の横バーの端が納まるポケットの加工は私が行ないました。これでボディはほぼ完成です。Xブレイスの交点上にはソモギ氏に倣って連結板を貼りました。

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裏板はミズメザクラです。ずっしりと重い材料で、叩くと独特の音がします。今回の音作りを考慮して厚みは約3.5mmにしました。
センターの接ぎ止め、補強バーはヒノキです。下の写真、鏝鑿(こてのみ)を使っているのは生徒さんです。左利きでいらっしゃいます。
なお、裏板の横バー端のカット位置は極めて重要です。ボディ横板が表面板に対して垂直になるように、その位置を決めなければなりません。これがまずいと、完成したギターが不格好にみえるおそれがあります。
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センターの接ぎ止めの上・下部をボディに合わせてカットします。その墨付け方法は、ヒールの角とエンドブロックの角に6B鉛筆の粉を付けてから裏板を押さえ付けるとOKです。
あとは横バーにニスを塗れば完成です。次回はいよいよギターが箱になりますよ。
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今回のバインディングです。
桑の木を切り出して、これに黒の突き板を貼ってバインディングとします。写真は黒の突き板を接着して保持しているところです。今回から「新方式!」の導入です。糊づけした突き板どうしを向い合せにして綿テープできつく巻きます。つまり2本同時に出来あがります。従来の洗濯バサミ方式だと、一本づつしかできないのと、突き板に型が付く懸念がありましたが、それが一挙に解消されました。なお、向い合せにするときマスキングテープをかましてお互いがくっつかないようにします。
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タグ:バック
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2013年10月24日

木工コース:ギタースタンド製作1

ウクレレ、裁縫箱ときて次はギタースタンドの製作です。今春に完成してお渡ししたオーディトリアム(アコギ)用のスタンドです。

下は弊作の見本です。これをアコギ用にカスタマイズして、更に生徒さん(NMさん)のトレードマークのチューリップを木象嵌します。
craftm_guitarstand.jpg


材は上の写真と同じレッドアルダーを使います。
屋外の材料ラックにあるホコリまみれの荒板を雑巾がけするところから、作業が始まりました。これを手鋸でカットして(写真)、手押し鉋盤(ジョインター)で基準を出して、自動一面鉋盤(プレーナー)で厚みを出します。

craftm_nmgsmc.jpg


ほとんど生徒さんにやってもらうので、それが可能な方法で行なっています。
所定長さにカットして、出来る限り木目を合わせて接(は)ぎ合わせます。ただし、板が樹木であったとき、天を向いていた方向を必ず上にします。写真は、目違い(段差)が無いように仮止めしたあと、はみ出たタイトボンドを拭き取っているところです。このあと、F型の長いクランプでしっかりとクランプします。敷いているのは厚板ガラスです。

craftm_nmgsgl.jpg

to be continued ...







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2013年10月23日

国産材アコギ教室 Eライニング

裏板を接着するときの糊シロとなるライニングを作って接着します。

材はヒノキ。これを所定寸法に製材してテーブルソーで切り込みを入れます。生徒さんが「やりたい」と仰るので、安全上の注意をお話して、且つ安全な方法でやってもらいました。切り込みのピッチは刃口板に鉛筆で書いた線を基準にしています。ボディの腰部にくるところは、ピッチを狭めにしています。使用ブレードは横切り専用刃で、溝幅1.2mm程度。

▼青いシャツは生徒さんです。
craftm_OS2_sltlng.jpg


▼生徒さんに接着してもらいました。なお、ライニングはこの段階では断面長方形のままです。クリップが効きやすいからです。接着してから断面を台形に削ります。
craftm_OS2_glng.jpg
もうすぐ裏板が貼れます。早いです。




タグ:ライニング
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2013年10月05日

国産材アコギ教室 D横板曲げ・ネック仕込み

前回チラっと紹介したサイドベンディング用のモールドを完成させて、それを使って曲げました。熱源はLMIのヒートブランケットです。
サイド板はミズメザクラ材です。予めベンディングテストすると極めて従順に曲がったので厚みを2.2mmにしました。温度は305°Fで10分、200°F以下に一旦下げてから再度305°Fに上げてそのまま自然冷却。これで無修正で外型モールドにぴったりです。
このあと、エンドブロックとネックの付け根に挿入するクサビ(それぞれ写真に写っています)を拵えて(こしらえて)接着します。

▼ネックの仕込み角度は1°にしました。これはソレラの先端を5mm強「浮かす」ことになるのでスペーサーを敷いています(伝統的なクラシックギター製法とは逆方向の仕込みです)。当然ながらサイド板が挿入される溝も90°ではなく89°で切っています。
craftm_OS2_sdbdg.jpg




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2013年09月15日

国産材アコギ教室 Cネック作り

ネック材はヒノキの四方柾を使っています。
への字にスカーフジョイントして、カーボンロッドとトラスロッドの溝をテーブルソーで加工してエポキシ(z-poxy)で埋め込みました。トラスロッドはカエデ材でフタをしています。
ヘッドプレートは口輪に使ったのと同じ桑の木です。これをブックマッチで接いで黒薄板をサンドイッチしてヘッドに貼りました。

▼ヘッド上部に生徒さんデザインのアバロンのインレイを入れました。写真は、それをエポキシで埋め込んでクラフトテープを貼った当て木(エポキシでもくっつかない)で押えているところです。ネック下部にはネック材を積層して作ったヒールブロックを接着しています。
うしろあるのは、このギター用のベンディングマシンのモールドです。30mm厚のシナランバーコア材を何枚か重ねてバンドソーで切り出しました。切り出した残りの部分はそのまま組み立て時の外枠になります。
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2013年09月05日

木工コース 裁縫箱完成

先月初に紹介した裁縫箱が2つ、きょう完成しました。生徒さんのたっての希望で私の木工仲間の岡本貴稔氏(想作屋)の作品をコピーさせてもらいましたが、チューリップのツマミなど生徒さん(NMさん)考案の意匠もあちこちに盛り込まれています。

私は口を出すだけで、9割以上NMさんの手で製作されました。

▼ミズナラ無垢材、オスモ#3101仕上げ
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▼チリメン生地の選択も針山の設え(しつらえ)もNMさんの手によります
  右はご友人に進呈されるそうです
craftm_NMS_fn0.jpg

NM様 : 桜の頃にウクレレ作りがスタートして、完成するやいなや裁縫箱でしたね。きょうまでの長きにわたって本当にお疲れ様でした。ウクレレも裁縫箱も素晴らしく立派な作品になったと思います。
またいっしょに作業できる日を楽しみにしていますね。ありがとうございました。




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2013年08月31日

国産材アコギ教室 Bブレイシング

Xブレイスとブリッジ裏のプレートは先に接着して成形もしておきます。
そのあと、ゴーバーデッキでトーンバーを一挙に接着していきます。この段階ではバーは角材のままです。ブレイシング材はすべて木曽ヒノキ。
craftm_OS2_brgl.jpg


▼接着できたら、バーを成形していきます。使う道具は反り鉋とノミ。
トーンバーは3本。スキャロップの形や山と谷の位置は私の「勘」ですが、こういうものは自分なりの理由があればそれでOKだと思っています。
かなり逞しい音になってきました。スプルースよりモノトーンな感じかな。もう少しブレイシングを削りますが、この感じだとトップ板ももう少し薄くできるかもしれません。

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