2013年12月22日

国産材アコギ教室I ネック削り等

ネックは大台産ヒノキの柾です。
際(キワ)鉋で指板とツライチになるようにネックサイドを削ってから、所望するネック厚みの墨をつけて、平面を確認しながらキワ鉋で削ります。これで厚みのでた四角いネックができあがります。

そのあと西洋南京鉋であらかた角をおとしてから、小刀と生反りで削っていきます。今回は断面C型にしました。ヒノキはマホガニーに比べてねばっこいので刃物がギュっと締められる感じがします。

そして、よく目立てをしたスクレーパで滑らかに成型して、最後はサンドペーパーで仕上げます。

▼スクレーパの段階がおわったところ
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▼トップは智頭の百年杉、指板はイスノキ、フレットは真鍮、ロゼッタは桑、
 同じく桑のブリッジ(レフティ仕様)はピンで仮付けしています 
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▼サイド・バックはミズメザクラの柾です
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2013年12月12日

国産材アコギ教室 H指板接着

指板ももちろん国産材です。イスノキ(またの名:ユス)を使いました。この木は日本で最も重い材料といわれています。写真では隠れてしまってますが、小豆(あずき)色をしています。
接着するとき、指板の周囲をマスキングしておくと後の工程がスマートに進められます。指板の上面をすてにラウンド加工してあるので、それに使ったサンディングブロックを当ててクランプしています。

▼トップの杉板には刷毛でセラックニスを一回塗ってあります。この写真ではよくわかりませんが、色も風合いもなかなかいい感じです。黄色く見えるバインディングは桑の木。
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2013年12月05日

木工コース:ギタースタンド製作 完成!

きょうで完成させる予定で一日がんばりました。

朝いちにまず塗装をして乾かしている間に、両脚をつなぐステーと上部のネックホルダーを仕上げます。
塗装は、アルダー材とすこぶる相性のいいオスモの#3101でオイルフィニッシュしました。

ステーとネックホルダーは蝶番(ちょうつがい)で脚と連結しますが、この位置決め精度(つまり木ネジの下穴の位置)がこのスタンド作りの最大のポイントとなります。順番を吟味して、ちょっとした治具を使いながらやってもらいました。

▼ネックホルダー部の蝶番を取り付けているところ
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▼完成!!極めて安定しています。花丸です。チューリップとイニシャルの木のアップリケがかわいらしいですね。楽器と接するところには同色の牛革をはっています。
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▼生徒さんのギター(今春、当工房で誕生)をのせてみました
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▼折りたたんだ状態
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2013年12月02日

クラギコース Aロゼッタと音叉共鳴箱

クラギコースの久しぶりの投稿です。

ちょっと寄り道。生徒さんの希望で音叉の共鳴箱を作りました。
写真のはローズウッド製ですが、スパニッシュシーダ材(セドロ)でも作りました。
箱の長辺内寸は、A=440Hzの1/4波長である210mmとして、片側を開放にします。で、この写真のように反対側にも少し開口を設けるとより音が大きくなることを生徒さんとの実験で確認しました。

▼音叉は、日本音叉製の手工品。質感はもとより減衰までの持続時間もすごく長くて高価だけのことはあります。音叉の台はメイプル材から旋盤で手作りしました。箱は生徒さんの練習も兼ねて、パミスで目止めしてセラックでフレンチポリッシングしました。
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ギターのほうは、ロゼットが完成してからしばらく吊るしてありました。今日、タップしてみるとガラっと音が変わっていたので驚きました。なかなかいい感じです。ブレイシングは次回以降ですが、ちょっと工夫を凝らしています。
▼周囲の黄色とオレンジのリングも無垢材を切り出して象嵌しています。それぞれアマレロ、プトゥムジュです。
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2013年11月28日

木工コース:ギタースタンド製作3

きょうはスタンドにチューリップとイニシャルを飾り付けました。デザインは、もちろん生徒さんのものです。

当初、象嵌する予定でしたが、立体的にしたいとのことでレリーフのようにしました。ルーターで彫り込む必要がないので初心者向けですが、出来てみるとほのぼのとした感じがしてなかなかいいと思います。

▼インディアンローズウッド材にインシャルの ”Y” を書いた紙を貼り付けて切り抜いています。ローズウッドの下に保護用に3mmのラワンベニアを貼り付けて、それごとカットしています。
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▼タイトボンドで接着しているところ。5分ほどして貼ったものが動かなくなったら両面から板をあててギュッとクランプしました。
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▼紙をはがして表面をサンディングすれば完成です。チューリップの花(橙色)はプトゥムジュ、葉っぱと茎(緑)はパロサントを使いました。インシャルもそうですが、木には着色していません。
craftm_nmgsif.jpg

次回にはスタンドが完成する予定です。



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2013年11月27日

国産材アコギ教室 Gバインディング

アップするのを忘れましたが、前回の教室で裏板を接着して(綿テープを使用)、バインディングとパーフリングの溝を彫りました。

きょうは、ほぼ一日かかってバインディングとパーフリングを接着しました。
バインディングは桑の木を切り出して黒の突き板を貼ったもので、ベンディングマシンで曲げました。パーフリングは市販の黒・白シングルヘリンボーンです。いずれも、生徒さんが「それでいい」ではなく「それがいい」というふうに選ばれたものです。この表現いいですね。つまり、前者は投げやり、後者は積極的。前者だと教える方が萎えます。

バインディングの調整と接着は私が行ないました。接着剤はタイトボンドのノーマルタイプ。まずは表面板側。パーフリングとバインディングを一挙に糊づけして、マスキングテープで仮止めしておいて、写真のように綿テープで縛って固定します。数時間後、裏板側の接着を行ないました。

慣れないと難しい工程ですが、入念に漏れなくリハーサルしておけば、そして何回か痛い失敗を経験しておけば ・・・ 楽しく作業ができるようになります。この綿テープ、オススメです。

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▼桑の木はベンディング対して極めて従順でした
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posted by maru at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 組み立て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月14日

木工コース:ギタースタンド製作2

ちょっと時間が空きましたが前回の続きです。

きょうは、前回接ぎ合わせた材料をスタンドの形に仕上げます。
ギターを安定して支えられる基本形は維持しますが、あとは生徒さんオリジナルの形にします。まずは薄ベニア板でテンプレートを作ってもらいました。糸鋸でラフカットしたあとスピンドルサンダーで成形します(写真)。
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テンプレートの形を材料に写してバンドソーでおおよその形に切りとります。そのあと、鉋やサンダーで仕上げます。写真は内側の曲線ラインを反り鉋で削っているところです。材はレッドアルダーです。
PB140216.JPG


鉋では削れないところはサンダーを使います。凹面はこのようにスピンドルサンダー、凸面はベルトサンダーを使ってもらいました。なお、最終的には手仕上げをしてもらいます。

当工房の製作教室のテーマは「洗練」です。「手作り」という言葉をゴマカシや諦めの代弁として使いたくないからです。
PB140219.JPG

次回は作者のイニシャルとお花を象嵌細工しますよ。お楽しみに!!




posted by maru at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 構想・材料準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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