2013年06月27日

ウクレレ教室 完成!

艶消しのニトロセルロースラッカーをスプレーして、ペグを取り付けて、弦を張って、ナットとサドルを調整すれば、完成です。
もとは全音製のソプラノウクレレキットですが、出来あがりはご覧のようにオリジナリティあふれる仕様となりました。
結局、キットのパーツを使ったのはトップとサイド・バックとネックとブレイシング材ぐらいです。
<教室オリジナルの内訳>
1.縞黒檀の指板
2.貝を組み合わせたロゼッタ(口輪飾り)
3.ハカランダのバインディングと赤・白ラインのパーフリング
4.ホンジュラスローズのヘッドプレートとチューリップの木象嵌(パロサント材)
5.象牙のサドルと牛骨・パロサント貼り合わせのナット
6.カリマンタンエボニーのブリッジ
7.Groverのギヤー式ペグ

これを作るまでは、ウクレレには全く疎かったのですが、クラギ教室に来ているO氏が実はウクレレ作家で、ウクレレには精通されているのでお陰さまで私も生徒さんもいっぱい勉強できました。彼からは知識だけではなく材料もたくさん提供していただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
弦もO氏がチョイスしてくれたフロロカーボン(釣り糸)を張りました。その結果、この小さなボディから堂々とした豊かな響きがしました。

▼このピンクのケースにピッタリでした
craftm_NU_fn.JPG


▼ヘッドのインレイが印象的ですね。もちろん生徒さんのデザインです。ナットは牛骨とインレイにも使ったパロサントを貼り合わせています。
craftm_NU_hd.JPG

これまでのように、「ウクレレなのに・・・だね」という評価はもうしたくありませんし、それは当たらないと思います。ギターとはまた別の芸術分野だということが改めて分かりました。
これを機に、工房でも各種ウクレレをレパートリーに入れることに決めました。

最後になりましたが、生徒のNさん長い間どうもお疲れまでした。Nさんには各工程での手作業・機械作業をすべて経験していただきました。実に積極的にそして熱心に ・・・。
次の作品は? 楽しみにしてますね。またよろしくお願いいたします。



posted by maru at 18:16| Comment(2) | TrackBack(0) | ナット・サドルと調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月19日

アコギ教室 完成!

塗装・乾燥が終わったのでナットとサドルの製作とその調整を行ないました。レフティ用なのでナットの溝切りは逆になります。弦を張って弦高が適正になるようにサドル高さと、ナットの弦溝と、トラスロッドを調整します。ナットもサドルも作り直しはイヤなので調整の順番を考えます。きょう弦を張ったばかりなので、ギリギリまで追い込まず、12フレットで1弦は2.8mm、6弦で3.0mm程度にしておきました。

生徒さんに試奏をお願いしました。明るくて、しかし腰の据わったサウンドです。音量はかなりあって、地声が大きい感じです。
12フレットジョイントのノーマルスケール。フィンガーピッキングはもちろんですが、ストロークでも音の分離は問題ありません。OSさんも感慨ひとしおで、少年のように大喜び。弾き語りをいくつかしてくれました。それを聴いていて、私もなにか熱いものを感じました。

さて、次なる作品も実はスタートしております。特徴はOSさんのご希望で全て国産材を使うということです。ボディ形状も完全オリジナルで、きょうから図面作成にはいりました。今度はキットではないのでかなり先が長そうです。次回の更新でまた紹介します。

▼ブリッジとヘッド象嵌の意匠は生徒さんのオリジナル
craftm_OS_f1.jpg

▼全面セラックニスのフレンチポリッシング 
craftm_OS_f2.jpg





posted by maru at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ナット・サドルと調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月29日

ウクレレ製作教室(4)完成

花梨バール(瘤材)のブリッジを接着して、カーボン製のナット(ゼロフレット有り仕様なので役目は弦のガイドですが)と牛骨のサドルを作って、糸巻きをつけて、完成しました。

▼ストローク時のガード用にスポルテッド(黴が浸透している)の栃板を貼りました。ハイポジのフレットが途中からなのはストローク時の爪をいたわるためです。なお、フレットは真鍮製です。金色に見えるかな?
PB280413.jpg


▼ドレッドノート型のボディ。
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▼トップは一枚板ののジャーマンスプルースで、高音側に木目が詰んでいるほうをもってきています。ブリッジはカリンの瘤(こぶ)材。トップのみシェラックニス仕上げ、あとはニトロセルロースラッカー。
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▼ネックはホンマホ。ヒールキャップはスネークウッド。裏板のセンター飾りはチューリップウッド。そしてバインディングは屋久杉。
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▼ゼロフレット有りの仕様。弦はソリッドカーボンで作ったガイドで導かれます。
PB280421.jpg


▼指板の周囲はカーリーコアでバインディングされています。
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▼サイドバックはアフリカブラックウッド(グラナディーラ)、指板とヘッドプレートも同材です。
PB280432.jpg
PB280438.jpg


▼ペグはGotoh製のアコギ用を使用。
PB280419.jpg

P5270303.jpg


さて音ですが、経年と弾きこみによって徐々に鳴ってくるようにとの製作意図がありましたが、弦を張るや否や華々しく鳴ります。ただこの豪華仕様にふさわしい味わい乃至は気品からは決して逸脱していないようで生徒さんも自分も安堵しています。



posted by maru at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ナット・サドルと調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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