2013年06月06日

ウクレレ教室 ネック接合と塗装

ネックを成形して、塗装のための下地調整して、ボディも下地を調整してから、全面にセラックニスを刷毛塗りしてもらいました。
マホガニーの発色を促すためにセラックは黄色いシードラックを使いました。

1時間ほどしてから軽く毛羽取りサンディングをして再度、刷毛塗りをして乾いてからまたサンディングしました。
表面板以外は、艶消しのニトロセルロースラッカーをスプレーすれば終わりです。つまりシードラックの役目は、着色とサンディングシーラです。一方、表面板はラッカーは塗らずに、このままニスで仕上げる予定です。どんな楽器であれ、響板にセラックニス以外のものを塗ることは私にはイメージすらできません。
ラッカー吹きはネックを接合してから行ないます。

▼ネック接合中
 ヒール部のΦ8ダボでつながります
P1080618.JPG







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2013年06月16日

アコギ教室 塗装開始

前回の記事で紹介したネック仕込みの調整にかなりの時間をかけましたが、ようやく終わったのでいよいよ塗装工程に入ります。
このギターは、オールセラックニスで仕上げます。ただ塗膜の厚みは私のクラシックギターに比べるとかなり厚くする計画です。
せっかくネックとボディが分離しているので、それを活かした塗装工程にします。

・木地調整(サンディング)
トップとネック : #240→水拭き→#400→水拭き→#600(全て空研ぎ)
サイド・バック: スクレーピング→#240→水拭き→#400(全て空研ぎ)

・下地
トップ : ブロンズセラックの刷毛塗り
ネック : 同上のあとすぐにパミス+アルコールによる目止め
サイド・バック・ヘッドプレート : フィニッシングレジン(Z-POXY)で目止め

なお、ハカランダのブリッジはオイル+ワックス仕上げとしました。

▼トップにはセラックニスが、サイド・バックにはエポキシが塗られています
craftm_OS_tpf.JPG


▼塗装中のネックとエポキシ目止め用具 Z-POXYの型番はPT-40
craftm_OS_nkf.JPG

このあとの本塗装は次回で。






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2013年06月25日

アコギ教室 塗装たけなわ

前回写真と変わり映えしませんが、シェラックニスのフレンチポリッシングの段階になりました。今回は、エンゲルマンスプルースの白さを際立たせるために、最高度にデワックスしたシェラックフレークを使います。

サイド・バックの板(ソノケリン)にはエポキシレジンによる目止めを2回行いました。これまでの経験上、完璧に目を止めるためには3〜4回するのが好ましいのですが、今回はこの木の風合いを優先しました。
エポキシレジンによって、ソノケリンが思いがけず黒紫にいい具合に発色してくれました(写真)。

エポキシの目止め面をスクレーパで掻き取ると、最初は美味しそうな「おぼろ昆布」が削れてきますが徐々に「粉」になります。この段階になればサンドペーパに持ち替えます。今回は空研ぎの#400→#600。サンディングのポイントはボディ周辺部もビシっとユニフォーミティをもって仕上げるということなのですが、これを左右するのは実は目止めする前段階のサンディングの善し悪しにあります。

サンディングのカスやホコリをできる限り綺麗にしてから(今回、石油ナフサのようなもので拭きました)、いよいよシェラックのタンポ摺りに入ります。

このタンポ摺りについて書くと夜が明けそうなのでここでは割愛します(が、工房に来ていただければ全てオープンでお話しします)。

シェラックニス溶液を1ccのスポイトで吸い取ってそれをタンポに付けて作業しましたが、1セッションあたりネックとボディ全面で10cc〜15ccでした。シェラックフレークの濃度は20wt%なので、塗膜として供されたのは2〜3gということになります。この薄膜塗装こそフレンチポリッシングの長所であります。(つまり木質の音を妨げないということ)

▼タンポ摺りが1セッション終わったところ、これを3〜5回繰り返す予定です
ネックは未だ分離したままなので、ヒールも部分もきわめて塗りやすいです
craftm_OS_ct1.JPG

▼カメラのホワイトバランスがおかしいようですが、実際はもっと白いです
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次回は、いよいよネックを合体します。




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2013年07月10日

アコギ教室 ブリッジ接着

表面板のタンポ摺りによるフレンチポリッシングを5セッション行なって、アルコールによるグレイジングをして、1週間放置したあと、コンパウンド(3M社の5982(極細目)と5985(超微粒子)で手磨きしました。ゴム板にネル生地を覆ったものでひたすら磨くという方法です。機械(オービタルサンダー)によるバフ掛けも行なうことがありますが、セラックニスはやはり手磨きが安心です。

フレットワイヤーは全て生徒さんに磨いてもらいました。#800の水研ぎペーパー掛け → 0000番のワイヤーウール磨き → 刃物砥ぎ用のコンパウンドで仕上げ。

そのあと、ブリッジの接着。クラシックギター用のブリッジクランプだと長すぎるので、真ん中の2本は写真のクランプです。ブリッジの当て木にはコルクを貼っています。

次回は、いよいよ弦が張れます。楽しみです。
このギターは悲しいかな左利き用なのでぼくは弾けません。生徒さんにお任せします。

▼使ったニスは漂白セラック(bleached shellac)、トップはエンゲルマンスプルース
craftm_OS_bgl.JPG

※関係ありませんが、トップ板に映り込んでいるのは工房の窓(疑似ステンドグラス)です。



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2013年07月12日

クラギ教室 French Polishing

アコギに続いてクラギコースのほうも塗装に入っています。

塗装手順は目止めも含めてアコギと全く同じです。ニスはブロンズセラックにサンダラックとマスティックスを添加して更に今回はもうひとつ秘薬(今のところ内緒)を加えました。

写真はまさにタンポ摺りを開始したところです。きちんと下地ができていると数分でこの状態になります。バインディングのサッチーネはエポキシ目止めをしているにもかかわらずニスをかけると赤色が滲むのでパーフリングの白がそれに染まらないように気を遣いました。なお、Z-POXYによる目止めは3回おこないました。

▼広めのバインディング、赤白のパーフリングが茶系のローズによく映えていると思いますが、いかがでしょうか。私ではなく、生徒さんのセンスです。ちらっと見えているヒールキャップはジリコテですが、これにもちょっとオシャレしています。いずれ公開します。
早くもヌメっとした光沢感があるのは前記秘薬の影響と思っています。2本の蛍光灯が真っ直ぐです。
craftm_ONC_fp.JPG







posted by maru at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕上げ・塗装 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月11日

国産材アコギ教室11 塗装

さて塗装ですが、全面シェラックニスのフレンチポリッシングで仕上げます。

トップの杉板面だけは、最高度に脱蝋したシェラックを使って、あとの面はそれとは正反対のシードラックを使います。この組み合わせが、材料への発色が良くて生徒さんのお好みだったようです。

今回の材料は、目止は無しでOKというかそのほうがイイネということで目止めせず、いきなりニスを塗りました。
ちなみに、表は杉、裏・横はミズメザクラ、ネックはヒノキ、ヘッドプレートは桑の木。

以下の写真はまさにスリスリしているところです。連写モードで撮りました。
オペレータはもちろん生徒さんです。レフトハンドですね。

▼裏板面 : 第2セッション目
craftm_os2fpbk.jpg


▼表板面 : 第3セッション目
craftm_os2fpt.jpg


▼サイド : 第1セッション目
craftm_os2fps.jpg




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2015年11月06日

ウクレレ製作教室(3)塗装

塗装工程です。生徒さんの希望は以下のとおりです、
1.トップはシェラックニスのフレンチポリッシング。ドイツ松の白さを際立たせるために、最高度に脱蝋・脱色したものを使用。
2.トップ以外はニトロセルロースラッカーのスプレー吹き。グロスではなく、マット仕上げ。
なおラッカーの場合、サンディングシーラーとラッカー用のプライマーコートを行った後、上塗りをしました、
以下の写真、ほぼ塗装は完了して乾燥中の状態です。

▼ボディのバインディングは屋久杉、フレットボードのバインディングはハワイアンコア
PB060354.jpg

▼フレットワイヤーはブラス(真鍮)です。
PB060347.jpg

▼サイドバック材はアフリカブラックウッド(グラナディーラ)、ヒールキャップはスネークウッド。PB060337.jpg
▼スロッテッドヘッドのプレートもグラナディーラ
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PB060368.jpg
▼後日紹介しますが、このボディにカリン瘤(こぶ)材の駒がつきます。テナーウクレレです。
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posted by maru at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕上げ・塗装 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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