塗装・乾燥が終わったのでナットとサドルの製作とその調整を行ないました。レフティ用なのでナットの溝切りは逆になります。弦を張って弦高が適正になるようにサドル高さと、ナットの弦溝と、トラスロッドを調整します。ナットもサドルも作り直しはイヤなので調整の順番を考えます。きょう弦を張ったばかりなので、ギリギリまで追い込まず、12フレットで1弦は2.8mm、6弦で3.0mm程度にしておきました。
生徒さんに試奏をお願いしました。明るくて、しかし腰の据わったサウンドです。音量はかなりあって、地声が大きい感じです。
12フレットジョイントのノーマルスケール。フィンガーピッキングはもちろんですが、ストロークでも音の分離は問題ありません。OSさんも感慨ひとしおで、少年のように大喜び。弾き語りをいくつかしてくれました。それを聴いていて、私もなにか熱いものを感じました。
さて、次なる作品も実はスタートしております。特徴はOSさんのご希望で全て国産材を使うということです。ボディ形状も完全オリジナルで、きょうから図面作成にはいりました。今度はキットではないのでかなり先が長そうです。次回の更新でまた紹介します。
▼ブリッジとヘッド象嵌の意匠は生徒さんのオリジナル

▼全面セラックニスのフレンチポリッシング
