2013年06月25日

アコギ教室 塗装たけなわ

前回写真と変わり映えしませんが、シェラックニスのフレンチポリッシングの段階になりました。今回は、エンゲルマンスプルースの白さを際立たせるために、最高度にデワックスしたシェラックフレークを使います。

サイド・バックの板(ソノケリン)にはエポキシレジンによる目止めを2回行いました。これまでの経験上、完璧に目を止めるためには3〜4回するのが好ましいのですが、今回はこの木の風合いを優先しました。
エポキシレジンによって、ソノケリンが思いがけず黒紫にいい具合に発色してくれました(写真)。

エポキシの目止め面をスクレーパで掻き取ると、最初は美味しそうな「おぼろ昆布」が削れてきますが徐々に「粉」になります。この段階になればサンドペーパに持ち替えます。今回は空研ぎの#400→#600。サンディングのポイントはボディ周辺部もビシっとユニフォーミティをもって仕上げるということなのですが、これを左右するのは実は目止めする前段階のサンディングの善し悪しにあります。

サンディングのカスやホコリをできる限り綺麗にしてから(今回、石油ナフサのようなもので拭きました)、いよいよシェラックのタンポ摺りに入ります。

このタンポ摺りについて書くと夜が明けそうなのでここでは割愛します(が、工房に来ていただければ全てオープンでお話しします)。

シェラックニス溶液を1ccのスポイトで吸い取ってそれをタンポに付けて作業しましたが、1セッションあたりネックとボディ全面で10cc〜15ccでした。シェラックフレークの濃度は20wt%なので、塗膜として供されたのは2〜3gということになります。この薄膜塗装こそフレンチポリッシングの長所であります。(つまり木質の音を妨げないということ)

▼タンポ摺りが1セッション終わったところ、これを3〜5回繰り返す予定です
ネックは未だ分離したままなので、ヒールも部分もきわめて塗りやすいです
craftm_OS_ct1.JPG

▼カメラのホワイトバランスがおかしいようですが、実際はもっと白いです
craftm_OS_ct0.JPG
次回は、いよいよネックを合体します。




posted by maru at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕上げ・塗装 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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