2012年08月03日

【参考】Maruyamaロゼットの製作工程

参考までに工房オリジナルロゼットの作り方をのせておきます。
▼こんなロゼットをつくります
80.jpg



1.サークルカッター(これは自作第1号)で1.5mmくらいの切り込みを入れます
 サークルカッターの回転軸は5〜6mmΦ程度の丸棒にすればセンターがずれません。
 釘か針のようなセンター芯では板が柔らかいので必ずずれます。
 刃は木目(冬目)に負けないように頑丈なものがおすすめです。
 いきなり切り込みをいれずに別の板で入念にリハーサルしたほうが安全でしょう。
 
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2.ドーナツ型の地板は、バンドソーと円切り治具で切り出して、角のみで四角い穴をあけてあります。
 これをはめ込む溝はミニルーターで彫ってノミなどできれいにしておきます。
 
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3.地板の角穴にはめこむ寄木です。45度にカットしてお互いを貼り合わせて中心部を6.4mm角の正方形に切り出しています。芸の細かい話ですが、木の木口ではなく木目がきれいに見える方向にカットしています。
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4.地板を接着してから寄木をはめこみます。こうすれば地板は割れません。
 このノコギリはダボカット用のものです。(刃がいくらでもしなる)
40.jpg


5.寄木がはまったらその頭を地板とツライチに均しておいて、地板の内外周にリングを埋める溝を彫るためのケガキをサークルカッターで入れます。ツライチにしなければサークルカッターの切り込み深さの精度が出ないからです。
 なお、この地板はチェリー材です。上の写真のものはウォールナット。
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6.リング用のケガキを入れているところです。サークルカッターは2代目の自作品で、市販のドレメル用のサークル加工治具を利用しています。 このサークルカッターのほうがはるかに使いやすいです。
 なおこの地板はアフリカブラックウッドです。
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7.リングを埋め込むためのリハーサルをしているところです。ちなみにこのリングの棒の全幅は4.5mmです。
 溝はドレメルのミニルーターと上記のサークル加工治具を使いました。
 黒い地板も少しずつ削りこんで4.5mmにピタっと合わていくのがコツです。
 細い棒を何本も一挙に埋め込むときは、柔らかい木のヘラを使うと案外スムーズにいきます。
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8.ドーナツ上部の空いたところに表面板材を埋め込んで全体をツライチに仕上げれば完成です。
 ツライチにするときは、鉋、スクレーパ、ドラムサンダーなどで慎重に行ないます。
 地板や寄木の導管はあとでけっこう目立つので目止めをしています。
70.jpg






posted by maru at 11:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 響板製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
閲覧後に「あっ、授業料を払わないと・・・。」と思ってしまいました。(笑)
Posted by シエロのマスター at 2012年08月03日 18:10
シエロのマスターさん、
ここに公開しているということは・・・ロハでいいんです:D
Posted by maru at 2012年08月03日 22:38
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